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和のコスチュームジュエリー<4>

1127日まで、大阪 国立民族学博物館 特別展『工芸継承―東北発、日本インダストリアルデザインの原点と現在』にて、あとりえ青輝鳥の「和のコスチュームジュエリーシリーズ」5点(2017)が展示されています。

 

本シリーズは、漆アクセサリー作家 加藤恵と、ビーズアクセサリー作家 金田美里のコラボレーションによる、初の作品です。 

 

ブログでシリーズを1点ずつご紹介しています。


リバーシブルペンダント/金の半月 KM1704

トップ:木胎錆地変わり塗(木、漆、砥粉、金箔) ネックレス:合金、日本のヴィンテージビース(ガラス)


「和」の意味するところ

 

『和のコスチュームジュエリー』シリーズには、木、ガラス、合金など、様々な素材のビーズやパーツが使用されています。

 

漆のペンダントトップが完成したのち、それを美里さんにアクセサリーとして仕立てていただくにあたり、こちらの要望として「デコラティブに」かつ「漆の長所である『軽さ』をなるべく活かしてほしい」という2点をお伝えし、あとは自由にデザインしてください、とお願いしました。

 

これが、結構な難題だったようで、資材えらびにかなりの時間を費やし、試行錯誤を繰り返すことになったそうです。

 

デザイン重視で、漆と相性が良く、軽いものーー??

その辺りのこと、ブログにも書いてくださっています。

 

欲しいビーズに出会えない、それは新しいデザインが出来る時!

https://ameblo.jp/kirakirakirakira0127/entry-12322065239.html

 

カラーコーディネートでは、質感を合わせるのも大切です!

https://ameblo.jp/kirakirakirakira0127/entry-12320351164.html

 

 

でも、さすがビーズのプロ。

ちゃんと、私の無茶なリクエストに応えてくれました。

そして、リバーシブルペンダントの両面に映えるデザインでコスチュームジュエリーを仕立ててくださいました。

 

ヴィンテージビーズと、いま流行しているマットなテクスチャーのメタルパーツを組み合わせたり(KM1704)、ヨーロッパと日本のヴィンテージビーズを組み合せたり(KM1701)(KM1702)しているところに、美里さんのビーズ作家としての間口の広さ、柔軟な発想と高い技術が、存分に発揮されています。

 

『和のコスチュームジュエリー』と命名したのも美里さん。

「和」という文字が大好きだそうです。

 

ここでは言うまでもなく、「日本」「日本的」つまり漆のことを指しているわけですが、「和」には足し算(sum)とか、「混ぜあわせる」「あらそわない」といった意味もありますね。

  

漆とビーズ、過去と現在、ヨーロッパと日本、オーガニックと人工的なマテリアル、といった、さまざまなコラボレーションが、作品の中にも組み込まれているところから、とても素敵なネーミングだと思います。

 

 

 

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ヴィンテージビーズ・・・およそ50〜100年前に作られたビーズのこと。それよりもさらに古いものを「アンティークビーズ」と呼ぶが厳密な線引きはないと言われている

 

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金田美里(Beads.Michel ビーズミシェル

ウェブサイト
http://beadsmichel.com


特別展「工芸継承」:

国立民族学博物館ウェブサイト 

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20180913kougei/index