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和のコスチュームジュエリー<3>

1127日まで、大阪 国立民族学博物館 特別展『工芸継承―東北発、日本インダストリアルデザインの原点と現在』にて、あとりえ青輝鳥の「和のコスチュームジュエリーシリーズ」5点(2017)が展示されています。

 

本シリーズは、漆アクセサリー作家 加藤恵と、ビーズアクセサリー作家 金田美里のコラボレーションによる、初の作品です。 

 

ブログでシリーズを1点ずつご紹介しています。


リバーシブルペンダント/火と土、水と緑 KM1703

 

トップ:木胎錆地変わり塗(木、漆、砥粉、金箔) ネックレス:ガラス、合金


「仙台に暮らす人たちに似合うものをー」

 

 

美里さんのブログで、この制作途中の竹ビーズの画像を見たときは、衝撃でした。

これは、本当に私の作品。。。?

見たこともないようなデザインでした。

 

作品を一緒に作ることが決まってから、美里さんと私は互いに東京←→仙台を行き来したほか、メールや電話で打ち合わせを繰り返しました。

また、お互いのワークショップに参加し、理解を深め合いながら、どんな形のコラボが可能か探っていきました。

   

そうそう、美里さんとは、それまで作品を見たことも、お会いしたこともなかったのです。

どんなものが出来上がるのか、想像もつかない状態でのスタートでした。

誕生。あとりえ青輝鳥 x Beads.Michel

 

美里さんは、漆とは何か、漆の魅力とは何か、を理解するために、私の話を熱心に聞いてくださいました。

たくさん質問をしてくださいました。

 

仙台で自ら漆に触れ、制作の工程から、道具の扱い、作業後の片付けまで、きめ細かく観察し、写真を撮り、ブログに書いてくださいました。↓↓

 

漆のワークショップレポ!体験して知った漆の奥深さ 

私にとっては当たり前になりすぎていて、もう意識にすら上らないような基本的なことも、多くの読者にはまだまだ未知の領域であり、新鮮な情報、知識として受け止められることを教えてくれました。

 

「恵さんは、もっとブログを書いて、伝えなきゃ」と。

 

その言葉は今も、文章を書くときに私の背中を押してくれています。

 

 

後日、聞いた話では、ふだん私が活動している場所や、関わっている方々を見て、受け取った印象、そして仙台の街を思い出しながら、そこ暮らす人に似合う、上品なものを、イメージして制作した、ということでした。

 

美里さんが、ここまで真摯に、ここまで深く、漆とものづくりに向き合ってくださったからこそ、5点すべてが唯一無二のペンダントになりました。


関連記事:

Beads.Michel 金田美里さんのブログ

『漆アクセサリー』コラボ作品で得たもの


特別展「工芸継承」:

国立民族学博物館ウェブサイト 

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20180913kougei/index